調号

調号は音部記号の右、拍子記号の左に書かれた♯や♭のまとまりです。曲全体に効き、調号にF♯があれば、オクターブに関わらず譜面上のFはすべてF♯として弾き、毎回書き直す必要もありません。

調号がある理由は手間を省くためです。ニ長調には♯が2つあり、調号がなければ曲中のFとC全てに個別の♯を書く必要があります——1曲で何百もの記号になります。冒頭に2つ書けば、それで済みます。

♯2つ=ニ長調(またはロ短調)。譜面のFは常にF♯で弾きます。
♭1つ=ヘ長調(またはニ短調)。すべてのBはB♭です。

♯と♭が現れる順番は決まっていて、変わりません:♯はF C G D A E B、♭はその逆でB E A D G C F。ですから♯が3つあれば、必ずF♯ C♯ G♯です。

記号長調平行短調見分け方
なしハ長調イ短調全部白鍵
♯1つト長調ホ短調最後の♯はF♯、その半音上がト長調
♯2つニ長調ロ短調最後の♯はC♯、その半音上がニ長調
♭1つヘ長調ニ短調これだけ覚える:♭が1つならヘ長調
♭2つ変ロ長調ト短調最後から2番目の♭が調名

よくある質問

調号から調を見分けるには?

♯のときは、最後の♯の半音上が長調の名前です(最後がF♯ならト長調)。♭のときは最後から2番目の♭が調名で、♭が1つならヘ長調です。同じ調号には平行短調もあるので、曲の終わりの音で確かめます。

調号の♯と♭はどの順番で付きますか?

♯はF C G D A E B、♭はその逆のB E A D G C Fの順です。調号は必ずそれぞれの並びの先頭から付くので、♯2つならF♯とC♯、♭2つならB♭とE♭です。

調号には最大いくつ♯や♭が付きますか?

最大7つです。♯7つは嬰ハ長調、♭7つは変ハ長調で、それ以上は重嬰記号や重変記号が必要になるため、異名同音の別の調で書きます。