五度圏

五度圏は12の長調を完全五度の順に円形に並べた図です。時計回りに1歩進むごとに完全五度上がり♯が1つ増え、反時計回りだと♭が1つ増えます。隣り合う調ほど似ていて、離れるほど差が大きくなります。

Cから五度ずつ上へ数えます:C → G → D → A → E → B → F♯。1歩進むごとに調号の♯が1つ増えます。逆にCから五度ずつ下へ数えると:C → F → B♭ → E♭ → A♭ → D♭、1歩ごとに♭が1つ増えます。12歩進むとCに戻るので、円になります。

12の長調と、その内側にそれぞれの平行調。小さな数字は調号です。
時計回り(♯)調号反時計回り(♭)調号
C—C—
G1♯ F♯F1♭ B♭
D2♯ + C♯B♭2♭ + E♭
A3♯ + G♯E♭3♭ + A♭
E4♯ + D♯A♭4♭ + D♭
B5♯ + A♯D♭5♭ + G♭

五度圏は調号を覚える道具であるだけでなく、「どの調がお隣同士か」を示す地図でもあります。転調で最も自然な行き先は円上で左右に隣り合う調とその平行調です——共有する音が最も多く、違うのはたった1音だからです。

属七の和音がなぜ帰りたがるのかも説明できます。属和音の根音は主音から時計回りに1つ隣にあり、円を1歩戻ることが、まさに耳が期待している方向です。機能和声の大部分は「円の上を動くこと」として読み解けます。

よくある質問

五度圏の見方は?

円周上の長調の横にある数字が♯や♭の数で、内側にあるのが同じ調号を共有する平行短調です。時計回りに1つ進むと完全五度上で♯が1つ増え、反時計回りに1つ進むと♭が1つ増えます。

五度圏はどう覚えればいいですか?

まず調名をC・G・D・A・E・B(♯側)とC・F・B♭・E♭・A♭・D♭(♭側)の順に唱え、1つ進むごとに記号が1つ増えると覚えます。♯の順番F C G D A E Bを使えば、調名は最後の♯の半音上です。

五度圏は何に使いますか?

調号の数を調べる、転調しやすい近い調を探す、和音が自然に進む方向(属和音から主和音など)を確かめる、といった使い方があります。