速度標語の意味は?
標語はイタリア語です。かつてイタリア語が楽譜出版の言語だった時代からの慣習で、今もどの国でもそのまま使います。どれも速さと同じくらい気分を表していて、andanteは「歩くように」、allegroは「陽気に」という意味です。横に添えた数字は、メトロノーム表がふつう示す範囲で、定義ではなく、版によって異なる目安です。
| 標語 | 意味 | 目安(BPM) |
|---|---|---|
| Grave | きわめて遅く、重々しく | 30–39 |
| Largo | 幅広く、とても遅く | 40–59 |
| Larghetto | ラルゴより少し速く | 60–65 |
| Adagio | ゆっくり、くつろいで | 66–75 |
| Andante | 歩く速さで | 76–107 |
| Moderato | 中くらいの速さで | 108–119 |
| Allegro | 速く、明るく | 120–155 |
| Vivace | 活発に、素早く | 156–175 |
| Presto | とても速く | 176–199 |
| Prestissimo | きわめて速く | 200–250 |
♩ = 120はどう読みますか?
メトロノーム記号は、速さを正確に表します。書かれた音符が1分間にいくつ入るかです。♩ = 120は、4分音符が1分間に120、1秒に2つという意味です。6/8拍子では、音楽が拍として感じ取られる付点4分音符を使い、♩. = 60のように書くのがふつうです。
遅くする、速くする
曲の途中でも、速さは揺れ動きます。rit.(リタルダンド)とrall.(ラレンタンド)はどちらも次第に遅く、accel.(アッチェレランド)は次第に速く、a tempoは変化の前の速さに戻る意味です。音符の上のフェルマータ(𝄐)は、その音を、書かれた長さより長く、必要なだけ伸ばします。